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感染性胃腸炎、どうしたらいい??

感染性胃腸炎、どうしたらいい??

ノロウイルスや食中毒が代表的な”感染性胃腸炎”。
『食中毒』と聞くと、梅雨の時期から夏場にかけて流行すると思ってしまいがちですが、
実はインフルエンザと同じような時期に大流行します。
また、食中毒の約半数はノロウイルスによるもので、感染性胃腸炎の集団感染の多くはノロウイルスが原因であると考えられています。

今回は、感染経路や症状、対処法などお伝えしたいと思います!

どうやって感染する?

ノロウイルスは感染力がとても強く、様々な経路で感染していきます。

・接触感染・・・感染している便や嘔吐物を触ったり、ウイルスの付着しているドアノブを触るなど、手を介して感染が拡がっていきます。
・飛沫感染・・・便や嘔吐物に含まれるウイルスが飛び散り、体内に入ってウイルスが増殖することで感染します。
・経口感染・・・ウイルスに汚染された食物(特に貝類など)を加熱が不十分な状態で食べたときなどに感染します。
・空気感染・・・便や嘔吐物の処理が適切にされなかったなど、空気中にウイルスが残ってしまい、乾燥などにより空気中に舞い上がり、吸入してしまうことで感染します。

以上のように、様々なものや人を介して感染がどんどん拡がっていきます。

どんな症状がでるの??

ノロウイルスの潜伏期間は1~2日と言われており、急性胃腸炎を引き起こします。
吐き気や嘔吐、下痢、腹痛が主な症状ですが、頭痛・発熱・悪寒・筋肉痛・咽頭痛・倦怠感など、風邪のような症状が出ることもあります。
一般的には2~3日で回復しますが、小さなお子さんやご高齢の方など、体力や免疫力が低下している場合は脱水症状を引き起こしたりと重症化することもあります。
症状が回復しても、1~2週間、なかには1か月にわたり、便の中にウイルスが排出されると言われており、注意が必要となります。

症状が出ているときはどんなものを食べたらいい?

脱水症状にならないように・・・・と水分をしっかりとってもらいたいと考えてしまいますが、
嘔吐した直後は逆効果なことも多く、水分を取ったことが刺激となり、再度嘔吐してしまうことが多いです。
嘔吐した後は1~2時間は絶飲食とし、安静にするようにしましょう。

安静にしたのち、水分を欲しがるようであれば、スプーン1杯から様子を見ていきます。
水分補給には、体内にスムーズに吸収される”OS-1”や”イオン水”がおススメです!
スプーン1杯飲んで、15分経っても嘔吐がないようであれば、次は3杯・・・と少しずつ、時間をあけながら摂取します。
少しずつなのでもどかしくなりますが、一気にたくさん飲むと、再度嘔吐してしまうことにもつながります。
ゆっくり慎重に進めていきましょう!

最後の嘔吐から半日ほど経って、水分が少しずつとれているようであれば、次はコップ半分~1杯程度に増やします。
このときも、焦らずゆっくり・・・が大切です。

コップ1杯程度を何度か飲めるようになり、嘔吐がないようであれば食事を開始していきます。
食事の状態ですが、うんちの硬さを目安に、似たような固さのものを食べると良いと言われています。
スープやおかゆ、おうどんなど、お腹に優しく消化の良いものを少しずつ開始していきましょう。

嘔吐物、どうやって処理する?

キッチンハイターやブリーチなど、”次亜塩素酸ナトリウム”を水で薄めて、塩素消毒液を作ります。
おもちゃ掃除でご紹介した消毒液は200ppmと薄めの濃度のものでしたが、
嘔吐物を処理するときには1000ppmの濃度の消毒液を使用します。
ハイターやブリーチなどの市販されている消毒液の濃度は5%なので、1ℓの水に20mlの消毒液を入れて作ったものが1000ppmの濃度となります。

嘔吐があった際には、使い捨てのマスクや手袋、エプロンを使用します。
嘔吐物が乾燥してしまうと、ウイルスが空気中に拡がってしまうので、
すぐに新聞紙やペーパータオルなどで嘔吐物よりも一回りほど広い範囲を、嘔吐物が見えなくなるように覆います。

新聞紙やペーパータオルで覆ったら、1000ppmの濃度の塩素消毒液を満遍なくかけます。
その後、中心に向かうように静かに嘔吐物を包み取り、ごみ袋に捨てます。
嘔吐物がすべて取り除けたら、嘔吐物があった範囲とその周辺を、1000ppmの塩素消毒液できれいに拭き掃除をします。

衣類やリネンについた場合には、嘔吐物を取り除いた後、静かにもみ洗いをします。
その後、塩素消毒液につけおきするか、85℃以上のお湯で1分以上、熱湯消毒してから洗濯します。
この時、高温の乾燥機などを利用すると、より高い消毒効果が得られますよ!
簡単に洗濯することが難しいものは、塩素消毒液でスプレーしてから、アイロンのスチームや布団乾燥機を使用すると効果的です。

一人がかかってしまうと家族内に蔓延してしまうことの多い”感染性胃腸炎”。
こまめに手洗いすることも、予防対策としては重要となってきます。
正しく処理をして、”かからない”、”うつさない”ようにしていきたいですね。

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